松ヶ尾谷偵察報告(第4回目)

牧道を歩き鷲ヶ峰を望む
牧道を歩き鷲ヶ峰を望む

偵察参加者:横山洋三、山川国夫2名

 

昨夜は定例総会の為、藤田、横山、山川、西本、木原、友栗6名が集まり酒を呑みながら親睦を図った。昨夜の雨も日付が変わる頃には止み、トイレのため外に出ると星が輝いていた。久々に改めて見る星空に夜空を満喫した。唾入って、ストーブの薪が燃え尽きた早朝にはシュラフも寒く感じた。7時頃から総会を行って終わり、ゆったりと午前8時25分に小屋を出発した。天気は曇り(青空も雲の隙間から見えていた。)で風が少し強く冷たかった。今回は天草の山川さんで天草組と成った。途中は野焼きが終わり草は未だ芽生えていない。歩く牧道の両脇と周りにはフキノトウの花が開いていた。よく探すと遅く芽生えたフキノトウのつぼみが有り、山川さんは下山途中にフキノトウを採った。舗装されたゆるい勾配の牧道を歩くと北、東、南側が一望でき@ここは見晴らしがいいでしょう。」と山川さんに呼びかけ、楽しみながら歩き牧道終点に着いた。牧道のり面を上がり茅草の尾根の北側を辿り「見上鞍部」へ9時40分に着いた。座ったところは北側に高さ2m、幅4m程の硬い溶岩が有り、冷たい風避けになって休むには格好の場所である。南側を見上げると鷲が峰と竜尾根が木の合間から見えた。ここで、持ってきたコーヒーとパン、おにぎりを食べながら二人で話していると山川さんが「目の前のそん木がなかんならよかばい。」と言われ、自分もそう思っていた。

鷲ヶ峰を望む
鷲ヶ峰を望む
松ヶ尾谷へ下る途中より谷を望む
松ヶ尾谷へ下る途中より谷を望む

さあ、今日はここから松ヶ尾谷へ下りルートを探さなければと思い、2回目、3回目とは別ルートの尾根を北へ下ることにした。尾根は4、5mの樹林とその間には枯れた茅が有るが歩くには特に支障は無かった。地形図のピーク855m付近まで来て松ヶ尾谷は下りる西斜面地形を見ると、放牧牛の歩いた小道も有り、ここをジグザグに下ればアプローチルートは取れそうに思えた。ここから先は次回に回し、ピークに上がらず、斜面をトラバースして、登って来た尾根の北斜面を辿り11時30分に小屋へ下山した。

松ヶ尾谷へ到着
松ヶ尾谷へ到着

☆今までの偵察結果

 

4回の偵察で「見上鞍部」までのルートはおおかた確定した。小屋を出発して直ぐ谷へ下る道は、道が整備され歩き易く成った。谷を渡り牧道へ上がると舗装道を歩き、牧道の終点へ着く。のり面を30m程上がり、尾根の茅草の中を5分程歩き、その後は尾根北側10〜15m程の樹林の中を「見上鞍部」まで登る。しかし、途中の木の枝を伐採してルート整備が必要だ。今後は「見上鞍部」から松ヶ尾谷へ下るルート開拓を北側の尾根に下った。